シングルマザーが人生に悩み結婚相談所に登録した結果わかったこと
ひとりで頑張っているシングルマザーは、ふとしたときに将来が不安になったりしますよね。
そんなときに勢いから結婚相談所に登録したシングルマザーの体験談を報告します。
シングルマザーで結婚相談所を利用しようか悩んでいる方は参考にしてみてください。
シンママが退職を決意したものの、人生プランが未定で悩む
あるとき、とにかく仕事をやめるなら今!という絶好のタイミングが到来しました。
奇跡的に複数の業務が落ち着き、
引き継ぐ労力がほとんどなく、
同僚たちに迷惑を掛けない状況。
このひたすら心を削る面倒な仕事ともおさらばよ!と
心がすっと軽くなる一方で、不安がよぎりました。
なぜなら目的ある退職ではなく、今の仕事から逃げるための退職なので
その後のプランが未定だったからです。
柴子36歳、母子家庭、子供7歳、転職歴7回。
お世辞にもいい物件とは言い難く、次の転職に苦労するのは火を見るより明らかです。
仕事がなくて、食べて行けなくなったらどうしよう…
そこで安易に出した結論が「結婚」だったわけです。
今思うと思考回路が完全にアホですね^^
シンママだしとりあえずセーフティネットをはろう。結婚相談所をググる。
思いついたら即行動の柴子です。
決めるやいなや、ネットをググります。
マッチングサイトなどいろいろ検索してみたものの、評判がイマイチ。
田舎町から他県にわざわざ出向くのも面倒だし…。
ささっと成果を得たいせっかちなタイプです。(←既に結婚に向いていない)
結果、「お手頃な価格帯」で「地域密着型」、「実績ウン十年」の
老舗な結婚相談所をピックアップしました。
実際に担当者に会って手応えを確かめたいですしね。
市場に参入する価値が自分にあるのかだけでも、ネットではなく肌感覚で感じたいなと。
家から車で30分。
とりあえず訪問してみることにしました。
シンママが結婚相談所に唯一出した条件は年収650万円。
向かう道中で聞かれるであろう、こちらが求める結婚条件を考えましたが、
今の目的はあくまでもセーフティネット。
このとき、私を突き動かしていた感情は
「仕事を辞めたら生きて行けなくなる」という不安に尽きます。
「そこまで切羽詰まってはいないが、市場調査も兼ねて、今後のために伏線を張る程度」
と説明することにしました。
よって、こちらが求める要件は収入のみに決めました。
子供が大きくなるまでの学費等併せて、「年収650万円」を脳内で弾きだしました。
いえ、計算の根拠とかないですよ。ざっくりです^^
とある結婚相談所の料金とシステム
勢いをつけて入り口の扉を開くと、愛想のいいおじさんが迎えてくれました。
パーテンションで沢山区切られたフロアの片隅で、まずは料金とシステムのお話し。
納得できたら登録に進みます。
ほぼネットに紹介されていた内容だったので、特に問題なしでした。
写真を撮ってもらい、簡単なプロフィールを作ります。
私は「待ち限定」のスタイルにしました。
つまり、私からは男性を探すことはせず、
私のプロフィールを見て興味がある男性が現れたら紹介いただけるスタイルです。
登録料2万円をお支払いすると、永年登録し続けることができるようです。
固定費がかからないのは嬉しいですね。
そして、男性ひとりの紹介につき、3千円お支払いして会うことができるシステムです。
初回はその相談所で30分間お話をして、
また会いたいと感じた場合はその旨ご担当者に伝えると、
今度は外でデートをすることができます。
なんだか楽しそうでしょう。ワクワクするでしょう^^
条件を詰めます
いろいろ条件をおじさんに聞かれました。
年収650万円ですか…。
60歳とかでも大丈夫ですか?
年収の出所にもよります。
不動産所得とかの方であれば、
年齢は気にしません!
相手に子供がいる場合は?
ぐっ…
とりあえずお会いしてみます…!
1人目の紹介
しばらく音沙汰なしでしたが、3ヶ月くらい経ってお一人ご紹介いただけました。
40代後半、公務員。
真面目そうで、緊張していらっしゃるようでした。
30分間の面会はあっと言う間に過ぎました。
というか私はサービス精神が旺盛なので、めちゃくちゃ盛り上げます^^
その場の人が楽しい時間を過ごせるように意識します。
お話しした結果、可もなく不可もなく、といった印象。
悩みましたが、せっかくの出会いなので「またお会いしたい」に○をつけました。
そして、見事カップル成立となったのです。
しかし、結局この方は私からお断りすることになりました。
一度食事をしてみて、やはりちょっと違うなと感じたのと、
特に盛り上がらない、1日数回のメールがしんどくなったからです。
私は用事のないメールが根本的に苦手です。
とてもいい人でしたが、ずっと一生過ごす人には思えなかったのが
根底にあったのだと思います。
2人目の紹介
30代、バツイチ、会社員。
雰囲気や話題から少し自分とは住む世界の違う方と思い、その場でお断りしました。
3人目の紹介
50代、公務員
可もなく不可もない方でしたので、「またお会いしたい」に○をつけると
またまた見事カップル成立となりました。
後日、喫茶店でお会いしましたが、そこで質問された内容にはっとしました。
「結婚相手に何を求めていますか?」
まさか「年収」とは言えません。汗。
むしろ、それ以外に結婚に求めるものがなく、そもそもセーフティネットが今回の婚活の動機です。
そこでしばし考えた結果、遅ればせながら気づきました。
私は結婚を求めていないんだということに。
この後、どことなくお互いに真剣さの欠ける空気が漂い、
なんだかんだ理由をつけてお断りすることになりました。
気付いたこと:豊かな人生に必要なのは結婚相手の年収ではなかった
当たり前だろ!と怒られそうですね^^;
特に今回の婚活では、年収のみを条件にしたこともあり、少し不真面目な印象となったかもしれません。
しかし、結婚相手に求める条件の一つとして「経済力」を挙げる方は少なくないと思います。
結婚相手の年収で手に入るものは、「一時の安心感」と言い変えることができるかもしれません。
お金からは、「力」や「安心」、「欲」を得ることができますが、
それは永久的なものではありませんよね。
私の場合、逆に、失うものの方が大きいことに気づきました。
それは、「自由な自分の時間」、「今の生活スタイル」です。
正直なところ、息子との二人暮らしがとてつもなく快適です。
離婚できて本当に幸せなんですよね。
この生活にプラス1名(場合によっては追加数名?)なんて、実際は望んでいなかったのです。
人生を豊かにするために必要な「選択の自由」
幸福の条件として挙げられるものは、一般的に以下かなと思います。
- お金
- 仕事
- 住むところ
- 時間
- 人間関係
- 健康
人それぞれ、重要度のウエイトが違いますよね。
大事なのはこれらの量や質というよりは、
それぞれのバランスを自分で自由に選択できることが「豊かさ」なのだと思います。
・仕事:好きな人と好きな環境で好きな時間を選択でやりたい仕事ができる
・人間関係:好きな人に自分が選択した好きなタイミングで会える
・住むところ:好きな環境を好きなタイミングで選択できる
「バランス」と「選択の自由」がポイントですね。
結婚相手の年収ばかりに焦点を当てた私の婚活はバランスも悪く、
幸福の条件からのうち「時間」「人間関係」「住むところ」がすっぽり抜け落ちていました。
人生の豊かさを求めるとは、「自分の求める豊かさとは何か」を追求することから始まります。
注意点は、「常識」や「一般論」を参考にしてはいけません!
私の場合は、行動(→からの失敗)から学ぶことが多いのですが
考えるだけならコストフリー(時間くらい)でできますから、
ぜひ「自分の求める豊かさ」をじっくり考えてみましょう。
でも、実は考えるってかなりの重労働です。
またその方法についてもご紹介できたらなと思います。
今日もここまで読んでいただきありがとうございます★
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