シン・エヴァンゲリオン劇場版:||の観客の真剣度がやばい
こんにちは、柴子です。2021年3月11日(木)、平日に仕事を休んで観て参りました「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」。観覧後あまりに興奮が収まらず半年ぶりのブログ更新です。私なりの楽しみ方と観覧後の熱量をネタバレなしでお伝えします。(後半ちょびっとネタバレあり)
1995年のアニメスタートからはや26年。小学生の頃アニメでエヴァを見ていた私は母になりました。歓喜の歌に合わせたシンジとアスカの共闘に、子供ながら他のアニメとは違う何かを感じていました。新劇場版「Q」は子供を産んですぐだったので観に行けませんでした。「Q」封切当時のどよめきをタイムリーに味わえず、悔しかったのを覚えています。
旧劇場版に、再構築された新劇場版。キャラクターデザインを務めた貞本義行さん解釈の漫画版。何度見ても何を見てもわけわかりません。でも、面白い。それがエヴァ。今ではインターネットで様々な解説動画がupされ、皆さんの観察眼、読解力、考察力に違う楽しみ方を満喫できる世の中にもなりました。
2019年公開の前作「Q」から9年。2020年遂に完結編が後悔されるとの発表があるも、新型コロナの影響で公開が2度も延期になりました。その間に、エヴァ大好き芸人&YouTuberの中田敦彦さんが待ちに待ったエヴァ解説動画をあげました。あっちゃん、5時間喋りっぱなしの終始ハイテンション動画最高でした。9歳のエヴァを見たことがない息子ですら食いついていました。公開前にシンガポールに移住したようで本当に残念ですが、すぐに観れるといいですね!
もう、いくらでも待てます。待ちます。HUNTER×HUNTERの連載再開だって待てるんですから。待てば待つほど楽しみが増えるってもんです。
そして公開から4日目の今日、遂に長年の答えを見届けに劇場へ向かいました。それは自分の半生を振り返る時間でもありました。そう、私たちはエヴァと共に大人になったのです。一方で、自分の中にいる永遠の14歳との再会のときでもありました。
午前10時の上演開始5分前に入場。ドキドキしながら入った瞬間に、何か違和感を覚えました。これまでの映画館では感じたことのないようなピーンとした緊張感が漂っているのです。例えるなら、受験会場のような空気でしょうか。
上映まで時間があるのに、どうやら私が最終入場者。そして山口県の地方かつ平日日中にもかかわらず、30名程度の入り。コロナ禍ということもあり、シートは一つ置きにセッティングされているので確かではありませんが、恐らくほとんどは私と同じく1人で来ている様子。
つまり、冷やかしなし、付き合いなし、暇つぶしなし。お客さん全員が26年間同じ作品を愛し追求している「同志」なのです。
実は私は映画館運があまり良くなく、喋るおばさんや咳込むおじさん、咀嚼音が大きい人など、これまでストレスを感じることが結構あったのですが、今日の一体感・安心感はハンパなかったですね。全員が「1秒たりとも見逃してなるものか」という熱意をもって上映に臨んでいるように感じたのです。人見知りのある私ですが、今日なら隣の席の人と映画鑑賞後にお茶でも行って盛り上がれそうな気がしたほどです。その空気感だけで、なんだか涙が出そうでした。私たちはすごい作品を共有しているんだなぁ、と改めてエヴァの偉大さに思いを馳せました。
そして映画が始まります。内容は割愛します。ぜひ観に行ってください。作品は、控えめに言って最高でした。エヴァは神話になりました。
この作品はやばい。庵野秀明監督、やはり天才。上映中、何度そう思ったことか。上映期間中にもう一度行くことを決意しましたが、これは私にとっては人生で初めてのことです。
上映中誰もトイレに立たず、大の大人が平日一人で訪れ、真剣に見入り、涙を流し、エンドロール中も微動だにしない。こんな映画って他にあるでしょうか? 少し英語圏で暮らした経験のある身としてはスタンディングオベーションしたかったくらいです。
物語の奥深さ、センス、映像美、内面性。どれもが秀逸。鬼滅の刃も子供の同伴で観に行き、それなりに楽しめる作品でしたが、やはり次元が違いますね。ディスるつもりはないですが、上映前に流れる他のアニメーション映画の予告は本作との比較に値せず(映画の予告ってそれなりに観たくなるものなんですけどね)、現代の日本を代表する映画監督はやっぱり庵野秀明さんなんだなと、一視聴者として感じました。
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||の宇部市の露出度がやばい
そんな長年の思い出や思い入れが詰まった作品なので、私は終始涙腺ゆるみっ放しでした。さらに完全に個人的な理由となりますが、本作の何が刺さったかというと、宇部市の露出がめちゃくちゃ多かったことなんです。
山口県宇部市は言わずもがな庵野秀明監督の出身地です。まさに監督が青春時代を過ごしたところ。そして私自身もお多感な頃に宇部で育ったものですから、山口県っぽいところやそれっぽい方言が出るたびに、「おらが町の鬼才・庵野」みたいな感覚になって誇らしくて泣けてきます。庵野監督の宇部愛が物語の随所にあふれている作品なのです。個人的にも甘酸っぱい思い出が重なり、僭越ながら「これは私の青春のストーリーだ!」とまで思えて涙が止まらないのです。
作中の描写でも、碇ゲンドウの過去背景が宇部っぽくて、あれは宇部興産(宇部を代表する企業)では?。シンジも宇部っぽいところで育ってて・・・?。あれ?これって、むしろ「ゲンドウ=シンジ=庵野監督自身」の思春期の心理描写なのか?と混乱してしまうシーンがあります。庵野監督自身の成長の記録がエヴァなのかもしれませんね。
そして最後にはなんと宇部新川駅までがっつり登場。というか本作品の予告ポスターは宇部新川周辺がモデルですしね。ちなみに作中にたくさん登場する黄色いガードレールも山口県ならではです。県の特産品、夏みかんの色にちなんでいるそうです。今や国内外で有名となった山口県岩国市の日本酒「獺祭」も1995年からエヴァには登場してますし、「シモラク牛乳」も個人的にはおなじみの牛乳メーカーです。
宇部市民、山口県民、もう少し盛り上がろうよ・・・
さて、この沸き起こる熱量を誰かに伝えたいのに、残念ながら共有できる友達が誰もいない寂しい私・・・。でも一番悲しいのが私の周囲にエヴァファンがほぼ居ないこと。「エヴァって何回も同じの繰り返してるオタクなやつでしょ?」って言ってる人が山口県民、宇部市民だったりするとなんだか悲しくなります。
私が上映に訪れたのは隣の防府市の映画館ですが、何のアピールもされてませんでした。看板すらない。ちなみに私は宇部市で働いていますが、普通に働く限りエヴァの広告やポスターは一切見当たりません。どんだけ観光が下手なんだろう、何かよからぬ利権でも働いてるのか?と勘ぐってしまいます。広島県に住んでた時の方がエヴァ好きが多かったような気がします。
ここって山口県ですよ?キャラクターデザインの貞本義行さんだって山口県徳山市出身ですよ?
宇部市民、山口県民、もう少し盛り上がろうよ・・・
こんな世界的な作品を作った偉大な監督が、その偉大な作品内で地元をこんだけアピールしてるんだよ。
ファンの中では聖地になってるんだよ。
まぁ、確かに山口県民は山口県コンプレックスが強い気がしますけどね。
せっかくなので、次回は宇部市の映画館の様子を探りに、聖地・宇部市の映画館へ2回目を観に行って来ます!それで盛り上がりの様子を追記しますね。
半年サボってたブログを描かせたこの作品のパワーって本当にすごいと思うんですよ。待ってる時間すら思い出になるなんて、エヴァンゲリオン、本当に偉大です。
以上、今日もここまで読んでいただきありがとうございます★
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