【7度目の転職を検討】年収450万を捨てシングルマザーが求めた事

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【7度目の転職を検討】年収450万を捨てシングルマザーが求めた事

こんにちは。シングルマザーブロガーの柴子です。

早速ですが、柴子の2019年の35歳時点での年収は450万円でした。

 

これに加え毎月養育費を元旦那に5万円もらっているので、

裕福とは言えないまでも、贅沢さえしなければ子供と二人で普通に暮らしていけました。

 

ですが、勤続4年目にして柴子がとった行動が「7度目の転職活動」です。

450万円を捨てて何を求めたか。

それは「ワクワク」でした。

アホですかね。そうかもしれません。

シングルマザーでも年収450万円稼げた仕事とは

就職当時は結婚していましたが、31歳時点で既に6度目の転職

それはもうお見せできないレベルの汚い履歴書です。

 

当時はまだ結婚していたので、3歳の子供がいるポイントについては夫のフォローを口実に使えましたが、

実際のところ夫のフォローは全くなく、じぃ、ばぁのフォローもほぼ無い状態です。

今思えばこの悪条件でよく内定をくれたものです。

 

就職したのはSMO、治験施設支援機関という組織。

治験を実施する病院をサポートする会社です。

治験コーディネーター:通称CRCとして働くようになりました。

 

フレックスタイム制を導入しており、比較的働く女性に優しい職種と言えます。

ちなみに、「年収450万円」は入社初年度ではなく、入社4年目の額です。

シングルマザーでも年収450万稼げる仕事「治験コーディネーター」とは

CRCは治験を支援する病院に、会社から派遣されます。

 

  • クライアント : 製薬会社とその窓口企業
  • 病院     : 病院スタッフや事務局
  • 自分の会社  : SMO  
  • 患者さん

 

これら4者間を、文字通りコーディネートする業務です。

少し複雑なので、まずは治験についてざっくり。

治験とは

一言でいえば、「新薬の開発」です。

※ざっと書きですが、興味ない方は読み飛ばしてください。

皆さんが病院で処方された薬は、ほぼ「治験」を通しています

  • 飲み薬
  • 目薬
  • 塗り薬
  • 湿布薬
  • 注射薬 etc…

もう、なんでもかんでもですね。

薬は治験を通さなければならないルールなのです。

治験の目的

目的は至ってシンプル。

  • 新薬の開発と販売
  • 「くすりの卵」の有効性 :どれだけ効果があるのか
  • 「くすりの卵」の安全性 :どんな副作用があるのか
  • 「くすりの卵」の使い方 :いわゆる用法用量

確かにこれがわかってないと、安心して薬って飲めないですよね。

治験の流れ

「くすりの卵」が「処方薬」になるまでは、長~い時間(十数年程度)と莫大な開発費用がかかります。

 

研究室レベルの開発

第1相健康な成人男性を対象に投与(安全性を確認)

第2相:目的となる疾患をもつ少数の患者さんを対象に投与(主に有効性を確認)

第3相:目的となる疾患をもつ多数の患者さんを対象に投与(主に使い方を確認)

厚生労働省が承認

晴れて薬に★

 


シングルマザーでも稼げる仕事「CRC」が面白い5つの理由

実は、CRCの仕事が私は今でも好きです。

単純に、面白いんですよ。入社1年目なんてもうワクワクしっぱなしでした。

ではその理由を詳しく紹介しましょう!

シングルマザーでも稼げる

これ、大きいです。家庭を持つ女性でも安定した生活が送れます。

 

CRCって、元医療職の方が多いのですが、ちなみに私は「臨床検査技師」です。

臨床検査技師って、他の医療職と比較してもお給料めちゃくちゃ安いんですよね…。

 

私の場合の「地方プライス」と「個人的な職歴」を踏まえて初任給の比較しますと…。

  • 検査技師 :16~18万円
  • CRC   :18~20万円

 

そんなに変わらないですかね^^;

ですが、賞与や昇給率を比較すると、お給料面ではCRCの圧勝です。

自由度が高い

これも自由を愛する私としては、すごく重要なポイントです。

出勤日、休日、出勤時間、退勤時間、出勤場所

すべて自分で調整できます

 

「この日は参観日だから、午後半休にしちゃおう」

「この辺で1週間休んで、旅行に行きたいな」

「明日は患者さん来るの遅いから10時頃に出勤しようっと」

「なんだか今日は疲れたから帰ろう~」

 

社内の誰にも遠慮することなく、休むことができます。

慣れてくれば、仕事の進め方も自由!

 

ただし、自由度の高さと責任の重さは比例していることは覚えておきましょう。

やることをやっていれば怒られない仕事。それがCRCです。

知識欲を満たせる

個人的に、新しい世界にワクワクする傾向があります。

(逆に、1週まわると飽きてしまうようです^^;)

 

プロジェクトの度に、その疾患について猛勉強します。

いろんな専門領域に飛び込めて、医師からも知識を吸収できます。

 

終わりのない医学知識、飽きないですね~

医療の世界はドラマが沢山詰まっています

スキルアップできる

比較対象に、前職の検査技師をあげますと、この点でもCRCは圧勝ですね。

 

検査技師はチームプレイ

検査室の中でルーチンワークが基本です。

 

CRCは個人プレイ

大枠では仕事の順番はあるものの、毎日違う業務を自分で組み立てます

 

そんな環境では、次のスキルが身に付きます。

  • 思考力
  • 判断力
  • 問題解決能力
  • 調整力

 

また、検査技師にはないビジネススキルが身に付きます。

  • PCスキル
  • ビジネスマナー
  • 売り上げの概念

 

まとめると、CRCはやはり得るものが多い職種だと思います。

達成感

小さな達成感を感じるポイントがちりばめられています。

資料を作成したり、売り上げに貢献できたり、準備した成果が実ったり。

 

感覚的にはロールプレイングゲームなんですよね。

 

いろんな登場人物がいて、いろんなイベントがあちこちで発生していて、

仲間を募ったり、アイテム(情報)を入手したりして、解決に導いていきます

 

ひとつひとつ問題をつぶしていくのは、前に進んでる気分になるので

達成感が得やすいわけです。

 

以上、CRCを楽しく感じる5つの理由でした。


 

シングルマザーでも稼げる仕事「CRC」を辞めたくなった5つの理由

そもそも、CRCは離職率が高いと言われています。

偏った視点かも知れませんが、いつもみんな辞めるタイミングをうかがっているような感じですww

 

ただし、一般に医療職は回転率が高いことが知られていますし、

「転職」「副業」が一般化した現代では、あまり議論する意味がないかもしれません。

 

では、私の場合です。

ハズレの仕事でモチベーション低下

ひとつのプロジェクトに、メイン担当CRCといった形でアサイン(任命)されます。

その試験が「ハズレ」だったのです…

 

  • 複雑な内容(医師すら理解できない)
  • 費用が安い
  • その割にめんどうな雑務が多い
  • 患者さんにとってメリットが少ない
  • 準備してもしても、患者さんが参加しにくい

 

つまり、開店したもののお客さんのニーズがなく、

儲けにならない在庫管理ばかりしているような状況が半年続いたわけです。

 

その間、他のCRCは華々しく活躍しているわけです。

モチベーションが下がるのに、時間はかかりませんでした。

引き継げる奇跡のタイミング到来

そんなわけで、売り上げにならない仕事は大量あるものの、↑の試験は開店休業状態。

続々と担当している他の試験も終息してきました。

 

気付いたのです。

あれ?今なら辞めれるんじゃない?

 

CRCは個人プレイ。

自分以外のCRC業務はふわっとしか把握していません

 

なので他の人の業務引き継ぎって、結構大変なのです。

試験の情報、患者さんの情報、これまでの経緯を含めて、何もかも。

神の領域だと思っています。

 

ですが、一旦落ち着いている私の仕事を誰かに引き継ぐには、

最高のタイミングです。

 

かくして、私は上司に伝えました。

「年内に退職を希望します」

勤務先が遠くなってしまった

みなさん、通勤時間はどれくらいですか?

どの程度なら許せる範囲ですか?

 

ちなみに、通勤時間の平均は2018年の調査で片道平均40分と出ています。

 

CRCって治験をやっている病院に派遣されるので、職場が一定ではないのです。

 

私はあるときから片道50分程度の職場になりました。

え?平均じゃないかって?

 

いえいえ、地方なのでマイカー通勤なんですよ。

会社からはガソリン代は出ますよ。

 

でも、自分の車の維持費がどうも割にあっていないような。

車を買うために働いているような。

 

子供のお迎えがあるので、長く働けないし。

結局家に帰って、子供が寝静まってから、サービス残業を続けていました。

 

それまで「やりたい仕事」だったのが「やらなきゃいけない仕事に」変わった

原因のひとつと考えます。

身体の不調

そのうち体が先に悲鳴を上げるようになりました。

  • 出勤前にお腹が痛くなる
  • 出勤中にトイレにかけこむ
  • 眠れなくなる
  • PCを開けるのにためらうようになる
  • メール件数が増えるのがストレスに

ここまで来ると、自然と「限界かな」と思うようになりました。

ワクワクしなくなった

タイトルにあるように、これが一番の理由です。

 

「なにこれ、面白そう!」となると、寝食忘れて没頭するのが私の癖なのですが

CRCもずっとそんな感じでした。

 

サービス残業も、休日の仕事も自分からやっていました。

次々と与えられた課題を、ひとつひとつクリアしていくのが楽しかったのです。

課題が難しいほど、ワクワクしていたのです。

 

そう悟空のように…。

出典:ドラゴンボールZ/鳥山明

 

これって、お気づきの通り長続きしないパターンですよね^^;

あるとき、終わらない業務、日々複雑化する業務に「社畜感」を感じてしまったのです。

 

自分のやりたいこと、自分の人生、これからどう生きるべきか。

私のゴールは何だろう。

 

いったん時間を取って、自分にじっくり向き合いたいと思うようになりました。

 

仕事って人生の大半をしめる重要な要素ですよね。

シングルマザーが転職するときは、自分の人生と子供の人生が複雑な要素となって悩むことが多いと思います。

 

このブログでは皆さんの人生が少しでも豊かになるようなヒントが紹介できればと考えています。

以上、今日もここまでよんでいただきありがとうございます★

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