働くママがイライラしている原因は「アレ」が足りないからだった!
こんにちは、柴子です。働くママのみなさん、お疲れ様です。みなさんが少しでも豊かな人生を送れるヒントを提供できればと思って、今日もぺしぺしブログを綴ります。
さて、世の働く女性って本当に器用ですよね。特にワーキングマザーなんて、仕事に育児に家事に、一日24時間しか無い中でよくもこれだけ知力と体力と愛情のバイタリティが続くものです。いわんや、シングルマザーをやです。(誰からも褒められないので、半分は自分で自分を褒めています)
女性たるもの、働いていようが母親になろうがシングルになろうが、前向きに綺麗でいたいものですよね? イライラなんてしたくないですよね? 仕事のイライラを子供にぶつけるなんて、もってのほかですよね?
でも、イライラしちゃいますよね。
前置きが長くなりましたが、働くママがイライラしている原因は「アレ」が足りないからだった!の「アレ」とは、「時間」です。もう少し詳しく言うと「睡眠時間」と「一人の時間」です。
ここではその原因と対策を検討して、豊かなワーキングマザー生活のお役に立てていただければいいなと思います。
1000人のアンケート結果では働くママのイライラは確かにあった
そもそも、働くママのみなさんは自分がイライラしている認識がありますか?
仕事は遅くなるし、子供のお迎えに遅刻して先生にチクリと言われるし、家に帰ったら怒涛の晩ごはんだし、終わったらお風呂に入れて寝かしつけなけて、それから明日の準備です。そんな中、「ママー!牛乳こぼしちゃったー!」なんて声が聞こえてきたとき、「あらあら、こぼしちゃったの。大丈夫?(ニッコリ)」なんて受け答えできる人はほとんどいないのではないでしょうか? いえ、全然責めていません。「イラッ」とか「カチン」が当然です。私もそうです。
2019年に公開された、株式会社ウェルネスライフサポート研究所の「
日刊住まいSumaiサイト https://sumaiweb.jp/articles/169897 より引用
妊娠中の「つわり」や「下腹部の張り」は妊娠に伴う体の変化なので仕方ないものの、育休復帰後と現在には「疲労感」「疲労」がそれぞれ上位にきていることが分かります。
そして仕事を続けていくうちに、肉体的な不調に対して「イライラ」が順位を上げてきており、働くママの多くは肉体的疲労だけでなく精神的疲労を抱えていることが明確になりました。
病院受診や人に相談するよりも先に試すべきこと
同調査では、心身の不調についての対処方法については「家族・友人に相談」「病院受診」「鍼灸やマッサージ」が上位を占め、また「何も対処していない」と回答したのが3人に1人という結果が出ています。
私はこれを見ておやおや?と思いましたね。まず第一にやるべきことが抜けているからです。それは今回の結論でもある「睡眠時間の確保」と「一人の時間の確保」です。
別の調査結果を提示しましょう。財団法人女性労働協会の子育て期の女性労働者のストレスに関する調査報告書(H18年)より、「子がいる女性労働者のストレス」について1600人程度に調査した結果です。(引用http://www.jaaww.or.jp/service/womans/pdf/health_stress.pdf)
「できていない」ことで最も高いのは「自分の時間を持つこと」(91.6%)であり、次いで「家事」65.5%、「仕事と家庭の両立」54.8 %、「育児」51.2%と 50%以上で続き、「仕事」は28.1%となっています。
そして、「全くできていない」と答えた者のうち、「自分の時間を持てないこと」がストレスになっているかについて尋ねたところ、「自分の時間が持てないこと」が、「ストレスになっている」は81.1%という高い結果でした。
つまり、「家事・育児や仕事と家庭の両立」よりも、「自分の時間を持てないこと」の方がよりストレス性が高いという解釈ができます。
マズローの欲求5段階説から睡眠の重要性を読み解く
突然ですが、マズローの法則(欲求5段階節)をご存知ですか?
アメリカの心理学者、アブラハム・マズローによると、人間の欲求には「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求(所属と愛の欲求)」「承認欲求」「自己実現の欲求」の5段階があります。そして、これら5つの欲求にはピラミッド状の序列があり、低次の欲求が満たされるごとに、もう1つ上の欲求をもつようになるのです。(ピラミッド上部の辺りは厳密に区分されないことも知られています)
通常、自己啓発等で注目されるのはこのピラミッドの上部辺りですが、私がここでお話ししたいのは一番底にある「生理的欲求」です。
「生理的欲求」は食べる・寝るといった、生命を維持するための最低限必要な欲求で、5つのうち最も低次な欲求とされています。寝食が満たされた後で初めて、「家事をしよう」(安全の欲求)、「人と話そう」(社会的欲求=所属と愛の欲求)など、次の段階の欲求へと進んでいくことができます。
幼児を持つ母親は、この最低限度の欲求が満たされていないことがここでのポイントです。
これは個人的にも納得です。一個人のエピソードで恐縮ですが、私の場合は息子が5歳のときまさにこれを痛感しました。5歳になってようやく、息子が先に起きても私を起こさず一人で遊ぶようになったのです。私は5年ぶりの二度寝を味わうことができたとき、心から最高の幸せを感じました。
また話は飛びますが、がん患者へはまず第一に「痛みを取り除く」治療をします。痛みという苦痛で寝食すらままならない患者へ、今後の治療方針を相談することはナンセンスだからです。
最初は痛みで「死にたい」「殺してくれ」と言っていた患者も、痛みを取り除くことによって前向きになり、生きる目標を見つけていくという話を現場看護師より聞いたことがあります。
最低限度の欲求を満たすことがどれほど重要かお分かりいただけたと思います。
働くママは夜型になりやすい?
これはデータなく個人的な肌感覚ですが、幼児をもつ母親は「夜型」になりやすい傾向がありませんでしょうか。
子供が寝静まった後、ようやく自分の時間が持てます。ちょっと溜まった仕事をしたり、ドラマを見たり、本を読んだりできる、貴重なエンペラータイムです。誰にも迷惑はかけないし、調整するのが簡単だからです。「夜12時に寝るなんて、もったいない!」そう思ってはいませんか?
日本人は世界でも有数の睡眠時間が少ない国民だそうです。2018年OECDの調査によると、日本人の睡眠時間は7時間22分で世界ワースト1の短さであり、この傾向はさらに悪くなっているようです。
「睡眠時間」と「一人の時間」の確保をどうするか
一般的にそうだと思いますが、子供の成長に合わせて自分の時間はぐっと増えます。すると確かに心が楽になったという実感が増えます。断言しますと、そのイライラは永遠には続きません!もう少しの辛抱です!
ですが、「今」をどうにかしたいですよね。
働くママの「睡眠時間」の確保
「睡眠時間」については、まず意識改革が必要です。自分の中で睡眠の優先順位を上げましょう。自分のライフバランスに合わせて「夜は11時までには寝ること」など決意しましょう。
またまた私事となりますが、少し前は家に仕事を持ち帰って、子供が寝た後にパソコンを開く毎日でした。すると、疲労感はあるものの寝ることができなくなり、一時期は睡眠導入剤に頼る「睡眠障害」におちいっていました。眠れないって本当につらいですよね。
しっかりした睡眠時間をとらないと、結局翌日以降のパフォーマンスが低下するのは言わずもがなです。仕事のことが少し気になっても、「今日はここまで!」と思い切ってやめてしまう勇気を持ちましょう。
先の調査結果に合った働くママ「疲労感」や「肩こり」などの身体的不調も、睡眠時間をたっぷりとることによりある程度は回復されると思うのですがいかがでしょうか。
睡眠グッズに凝るのもいいかもしれません。私のおすすめは「布団乾燥機」です。あまり電化製品に欲がない私ですが、2020年買って良かった物 No.1です。布団を干す時間の短縮にもなりますしね。
働くママの「一人の時間の確保」
「一人の時間」については、理解ある頼れる人にお願いして調整するのが一番です。あるいは有休を自分のために使ったり、仕事の方を調整するのです。
真面目な人ほど、育児中に自分の時間をとることに対して罪悪感を感じやすいようですが、「一人の時間」がどれだけ大事かこの記事を読んで理解いただけたのではないでしょうか。
私は思い切って契約社員になることで時間をつくりました
実業家の堀江貴文さんは「時間は命だ」と言っています。
作家の森博嗣さんは「time is money なんて言葉があるが、それは、時間を甘く見た言い方である。金よりも時間の方が何千倍も貴重だし、時間の価値は、つまり生命に限りなく等しいのである」と著書の中で主人公に語らせています。
「今」も大事ですが、長い目で自分の人生の時間軸を俯瞰して、働くママたちが豊かな人生を歩んでいけるといいですね。
以上、今日もここまで読んでいただきありがとうございます★
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